手土産のパイ菓子 むらさきつくば

2016年2月6日
 2週間ほど前に「がんとお金のはなし ~よりよく暮らしていくために~」と題した市民講座を企画実施した。がん闘病中の方々は様々な不安を抱えているが、声高に言いにくいのがお金の不安ではないだろうか。治療費もかさむし、闘病中に仕事が継続できずに収入が減るひとだっている。よりよく暮らすために、お金の問題は重要な問題だ。先日、国立がん研究センターからは、がんの10年生存率に関するデータが公表された。→がん10年生存率 がんサバイバーにとって、長期的な視点でマネープランを考えることが重要なのである。言いにくい話題を、できるだけ多くの地域住民や医療従事者と共有し、考えていきたい、そう思い企画した。
 研修を企画した当初は、趣旨が十分に理解してもらえず、会議で「この研修、まさか講師のひとは民間保険の勧誘なんてしないだろうね」と心配されたりもした。もちろんそんな宣伝はない。がんになると、どれくらいお金がかかるのかということと、高額療養費を始めとする公的助成制度について、そして収入に関わる就労の話。特にがんの経済的リスクに備えるには、基本は公的保障である。それらの基礎知識を学びつつ、中長期的なライフイベントとマネープラン。そんな話をわかりやすく、かつエネルギッシュに話していただいた。終わってみれば、講師にも私にもたくさんの質問が寄せられ、アンケートも大好評。やはり重要なテーマだったと再認識した。
 
 *参考までに、2010年に日本癌治療学会で発表されたデータによると、がんの自己負担費は年間101万円(6604人平均63.3歳からのデータ)ということだ。がんの部位、病期、治療により、治療費はそれぞれだが、2004年から2009年にかけて、1万8千人の患者の協力を得て、領収書を見ながら具体的に記入してもらった調査ということなので、信頼のおける目安といえるのではないだろうか。
 *抗がん剤として最近よく用いられる分子標的薬は高額で、例えば肺がんの治療薬で有名なゲフィニチブ(商品名イレッサ)は一ヶ月内服すると約20万円(三割負担で約6万円)である。
 *講師の方の論では、がんの治療費は、①病院に支払う医療費②病院に支払うその他のお金(差額ベッド代や食事代など)③病院以外に支払うお金であり、手術代や薬代は①にあたる。がんになると、交通費、日用品、健康食品、副作用対策のウイッグなど③にあたるお金が存外出費となる。こうしたことをデータで示し、対応についてアドバイスしたのが講師の本である。→黒田尚子「がんとお金の本」株式会社ビーケイシー 2011年発行
 
 実は講師の方自身が、乳がんの治療経験者である。美しくエネルギーにあふれた魅力的な女性だ。お土産に、むらさきつくばというパイ菓子をプレゼントした。しょうゆで風味づけたパイである。つくば市の洋菓子店コートダジュールと土浦市の老舗、柴沼醤油店のコラボ作品。つくば市では「つくばコレクション」として市内の優れた物産品を認証しており、その中の一品である。醤油風味の渋い菓子だが、小学生のお嬢さんと一緒に、美味しく召し上がって下さったと、後日丁寧なメールをいただいた。茨城自慢の味を喜んでいただき、嬉しい限り。
 地域に還元できる活動を行い、多くのニーズを知ることが出来た。そして、地域の自慢の一品で講師の方に喜んでいただいた。これからも自分は、地域の人々と共に生きていくのだなと思った。
 

むらさきつくば パイ

テーマ : 茨城
ジャンル : 地域情報

つくば光の森イルミネーション

2015年12月18日
 日本中がイルミネーションで輝く12月の夜。私の住む街でも、最近恒例となったイルミネーションが美しく輝いている。光の森、と題して、ペデストリアンデッキの落葉樹に、ブルー一色のイルミネーション。色とりどりのイルミネーションよりも、こうして色数を抑えたイルミネーションの方が好きだ。こころにしんと染みいり、より、クリスマスにふさわしいのではないだろうか。
 平日のこの日はおじさん達が、ずらりと並んで歩いていた。仕事が終わって帰宅するところだろう、はしゃいだカップルや家族連れでないところが、わが街らしい。ちょっぴり疲れた背中、それでも朝の出勤でみるような慌ただしさのない、静かで穏やかな後ろ姿である。どの世界も壮年期は頑張っているんだろうな・・・お疲れさま。私も、同僚も哀しき中間管理職。いろいろ闘ってます。今日は一足早く、ランチタイムにシュトーレンをみんなで切り分けてねぎらい合った。
 このイルミネーションも、恒例行事となってきた。毎年同じイルミネーションをみて、くつろぎ、そして華やぐ。ブルー一色の並木道は、未来に続くようでもあり、しんみり過去を彷彿させるようでもある。毎年見る度に、様々な思い出が積み重なっていく。こうして愛する風景となっていくのだろう。

つくば光の森2015

テーマ : 茨城県
ジャンル : 地域情報

宮城の誇る萩、ミヤギノハギと「萩の月」

2015年9月28日
 庭のミヤギノハギが満開だ。白萩、紅色の萩、二種のミヤギノハギを植えている。今年はことに白萩が美しく咲き乱れている。小さいが、マメ科らしいふっくらした花が愛おしい。蜜もあるのだろうか、たくさんの蜂や蝶もやってきて、一生懸命に花に潜り込んでいる。そうすると枝がゆらゆらと揺れ、風情が増す。蟷螂やウスバカゲロウも頻繁に卵を植え付けていて、様々な生き物が萩のもとで生をはぐくんでいる。萩の咲く庭にいると、自然の豊かさに満たされて、幸せな気分になる。
 ミヤギノハギは、その名の通り、わが故郷、宮城県の県花である。野原には自生し、母校にもたくさんのミヤギノハギがあった。幼い頃の秋の思い出は、いずれも萩の美しさに彩られている。特に小学校の校庭には、生け垣のようにぐるりと植えられていた。校舎が老朽化して建て替えられたときに、ほとんどが処分されてしまって、今はもうないのが寂しい。
 自分で実際に植えてみると、その生命力の強いことに驚かされる。ほんの数十センチで購入した二本の苗木は、今や2メートルほどにも成長している。梅雨の頃にだいぶ剪定するのだが、みるみる伸びて、やはり私の身長を遙かにしのいでしまう。頭上でゆらゆら揺れる萩をみると、強くしなやかに生きなさいと言われているような気になる。

 宮城県が誇る銘菓には、「萩の月」という素敵な名前がつけられている。類似品も多く出回るが、素朴なカスタードクリームの優しい甘さ、ふんわりしたスポンジ生地の美味しさは、萩の月ならでは。冷凍しても、レンジで温めても美味しい。お土産に差し上げると大変な歓迎を受け、必ず「宮城県のひと」と印象づけられて効果的である。一昔前は、製造工場でスポンジが破れてしまったというパック詰めの「萩の月パンク」が安価で売っていて、自宅で食べる分に重宝していた。チョコレート味の「萩の調(しらべ)」というのもあったが、こちらは最近みない。萩の月とチョコレート、両者を愛する私としては、ちょっと中途半端な味に感じられ、あまり好きではなかったが、それでもお土産には2種詰め合わせてもらったものである。三全の店舗で聞いたら、震災で工場の製造ラインに不具合が生じ、製造不能になったとか。再製造の予定もないという。もともと萩の月に比べると、人気もなかったのだろうが、そういった事情を聞くと、無性に寂しくもある。丈夫な植物の萩のように、萩の調も復活して欲しいなと思う。
 

ミヤギノハギ 2015

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

10周年、つくばエクスプレス

つくばEP
2015年9月9日
 今年の8月24日、つくばエクスプレスは開業10周年を迎えた。→つくばエクスプレス開業10周年記念サイト 秋葉原とつくば間53.8キロを約45分でつなぐ鉄道である。10年・・・しみじみする思いだ。20年ほど前には、本当に開通するのかという疑念ばかりだった。まさか本当に開通し、現在のように日々の足として活用できるようになるとは思わなかった。現在、私自身は月に数回利用する程度だが、夫は毎日通勤に使っている。茨城県周辺の住民には、「TX(ティーエクス)」の愛称で親しまれるつくばエクスプレス。今では日常の光景となったが、無事故で至った10周年記念、少しばかり写真に納めることにした。
 安全プラットホーム
 全ての駅には、転落防止のための可動式柵が備え付けられている。駆け込み乗車や転落がなく、安心して利用できる。これはつくば市最南端の駅、みどりの駅構内。

まっすぐ線路
 運転席はガラス窓で仕切られており、行く先の風景がよく見えて楽しい。よく親子連れが楽しそうに眺めている。こちらは守谷駅周辺の、まっすぐまっすぐ伸びる線路。

ほのぼの田んぼ
 守谷駅周辺では、田んぼが拡がるのどかな風景が堪能できる。天気が良ければ筑波山も見えるのだが、この日は雨模様で筑波山は見えない。茨城県は美味しいこしひかりの産地。今は、丁度稲刈りが始まる頃である。
 浅草駅周辺からは、スカイツリーが見え隠れもする。富士山だって見える時がある。夕陽が綺麗に沈む姿だって。結構車窓が楽しめる電車なのだ。

安売り自販機
 みどりの駅周辺には、ちょっぴり安く購入出来るチケットの自販機がある。時間に余裕のあるときには、だいたいここで購入する。秋葉原・つくば間で1190円。いつも高いな~と思う。以前利用していた東急田園都市線では、渋谷・中央林間駅の42分で330円。最もこちらは31.5キロだから、大体6割の距離か・・・?時速約130キロの高速運転だから、高いのも仕方がないのか・・・。(東急田園都市線は、営業最高速度が時速60キロだそう。ウィキペディアより)
 学生時代は「本当に常磐新線(TXのこと)はできるのか?」と訝しんでいたが、いまではこうしてなくてはならないものとなった。そういえば、横浜から茨城に戻ってきたのも、ひとえにつくばエクスプレスがあったからだ。これからもずっと、無事故で、そしてほのぼのした風景を映しながら走って行って欲しい。
 

テーマ : 茨城
ジャンル : 地域情報

つくばお散歩 メディカルセンターからつくば駅

2015年6月6日
 1週間ほど前、気持ちの良い天気のもと、筑波大学最南端からつくば駅まで約1.5キロをのんびり歩いた。整備され、たくさんの植物や不思議な形の建物にあふれている楽しいお散歩道。ご一緒しましょう。


筑波大最南端
大学最南端の歩道。右手は大学病院駐車場、手前に筑波メディカルセンター病院(以下TMC)が見えます。

向かって左側がTMC、右はTMC健康増進センター(検診とかやってます)。
TMC大学から眺め

至る所に案内図あり。今回は、見えにくいですが、青い矢印に沿って歩きます。
散歩路案内図

TMC前にはいつもたくさんの花が植えられています。手前ラベンダー、前方にジャスミンのパーゴラがあります。
TMC庭

ジャスミン。良い香りが漂います。患者さんも癒やされることでしょう。
TMCジャスミンのパーゴラ

桜の樹がたくさんあり、ちょうど今はサクランボの実がなっています。
TMC前サクランボ

左、吾妻に向かう小径。
TMCから吾妻への小径

TMC前にある焼き芋屋さん。冬には毎日美味しそうな香りを漂わせてます。
焼き芋屋さん

TMCのすぐ南には、松見公園があります。通称栓抜きタワー。
松見公園タワー

松見池。池をぐるっと巡って散歩できるように整備されています。
松見池


松見池2

松見公園を過ぎると、右手に県立つくば看護専門学校があります。写真は振り返って撮影した宿舎。
つくば看護学校


看護学校を過ぎると、通称北大通りを渡ります。
北大通り歩道橋

北大通りを過ぎると、筑波学院大学前を通ります。
筑波学院大前

案内図もあり。
学院大あたり案内図


緑のトンネルのような、気持ちの良い小径が続きます。
公務員宿舎前あたり

旧公務員宿舎。国家公務員宿舎は削減されていて、今は誰も住んでいません。昔は子ども達や洗濯物、お庭が垣間見えて生活のにおいがありましたが、今は寂しい雰囲気がただよっています。
公務員宿舎

時々こんな案内図もあり。たまに実験中のロボットに遭遇できるようです。
ロボット実験案内

エキスポセンター手前の道。
エキスポセンター手前

つくばエキスポセンター。円いのがプラネタリウム、ロケットが目立ちます。
エキスポセンター1

このあたりの不思議な風景を活用して、学生時代は女性ファッション誌の撮影が行われたことがあります。友人達と連れだって、私達もポーズを取って写真撮影したという懐かしい思い出があります。普段着でしたが・・・
エキスポセンター2

エキスポセンター前には中央公園から続く池があり、いつも鴨やらの鳥が寛いでいます。
エキスポ前池

散歩路からちょっとそれますが、エキスポセンター前には古民家を利用した公共施設、さくら民家園があります。エキスポの近未来的な建物との対比が楽しめます。
さくら民家園

つくば文化会館アルス。美術館と図書館がある施設。
美術館前
文化会館アルス

池の前も気持ちの良い空間。彫刻が優雅な感じ。
図書館前彫刻

そうかと思えば、太陽系の惑星を紹介したモニュメントがならびます。お勉強ですね。
太陽系モニュメント

アルス前には、中央公園が広がっています。
中央公園

学園中央通りを渡ります。つくばの中心部はもうすぐ。
学園中央通り

駅前の駐車場が右手に見えます。その向こうはバスセンター。昔に比べてだいぶ整備されました。受験の時、初めてここにたどり着いたときは、バスセンターと寂れた感じのデパートしかなくて、心細かったものです。東北の田舎から関東に進出したつもりが、なんと人気の無い変な街にきたものかと・・・今ではショッピング街も拡大され、ビルも増えました。増えすぎずに空が広いところが、つくばの良いところです。
つくば駅前駐車場など

オークラホテルなど、つくばセンタービル。このあたりは有名建築家、磯崎新氏の設計。ポストモダン建築の不思議空間です。
つくばセンタービル
オークラホテル
ノバホール。演奏会などが行われる、音響設備が良い施設。
ノバホール

この右手にペデストリアンデッキを降りると、TXつくば駅。電車の開通と共にだいぶ整備され、学生時代と比べて便利になりました。今回のこの道程の眺めも、少しずつ変化しています。学生時代はよく自転車で通路として活用してましたが、今では緑や不思議建築を見ながらの、たのしいお散歩道。年を重ね、在住を重ね、この景色も今では(第二の)故郷の風景となりました。

テーマ : ぶらり旅
ジャンル : 旅行

プロフィール

bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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