チューリップいろいろ

2015年4月29日
 5月も近づき、春を告げながら庭を彩ってくれたチューリップたちもそろそろおしまい。名残を惜しんで今年の花たちをリストアップ。
 白いチューリップという札で大量に購入した、お徳用球根。ちょっとレモンイエローで、真っ先に咲いてくれた。
チューリップ2015レモンイエロー
 毎年植える、大好きな色。アプリコットビューティ。優しい色合い。マメコガネも住み着いた。
アプリコットビューティ
 これも大好きな色、クイーンオブナイト。花壇を引き締めてくれる紫がかった黒。大人っぽい印象。オペラにちなんだ名前も魅力的。今年、光に透ける色がワイン色であることに気付いた。
クイーンオブナイト (1)
 たくさん重なる花びらが華やかなアンジェリケ。今年は白の分量が多いアンジェリケだったので、品良く見える。繊細そうだが、結構花も長持ちして元気いっぱい。
アンジェリケ2015 2
 今年初めての品種、マンゴーチャーム。オレンジからうす黄色へのグラデーション。
マンゴーチャーム2015

 それぞれ春先から遅めの春と咲く時期が異なる。次々と咲いて、庭の色合いの印象を変えていってくれる楽しさ。春のウキウキした喜びを満喫させてくれた。

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バルセロナの思い出③ チョコレート博物館

2015年4月30日
 バルセロナには大小様々な美術館や博物館もあって、まさにアート三昧の旅が楽しめる。ピカソ、ミロ、ダリ、ロマネスク美術が楽しめるカタルーニャ美術館、モダンアートの現代美術館など、有名なところももちろん充実しているが、意外に楽しめたのがチョコレート博物館。フランスやスイスでも似たような小さなチョコレート博物館に行ったことがあるが、バルセロナならではのチョコレート細工もあって、楽しめた。
 入場券がわりの板チョコ。いろいろな国の言葉で用意されているようだった。カリカリ食べながら巡る人もいた。
チョコレート博物館 チケット
 カカオの栽培、アステカ帝国からスペインへのチョコ伝来など、チョコレートの歴史などが説明される。カカオの実はカカオポットと呼ばれ、ラグビーボールのような形をしている。緑色から褐色、オレンジ色など多彩な色で、固い殻を割ると白い果肉に包まれたカカオ豆が現れる。ポット一つに通常20~50個の粒があるという。収穫されるとバナナの葉で果肉ごと発酵され、渋味やえぐみが分離され香りの素が作り出されるそう。それを乾燥させて出荷され、チョコレートへと加工される。
(以上、「チョコレートの事典」 成美堂出版 2005年より)。今は手軽にたくさん食べられるチョコレートだが、作り出すのは大変だったのだ。
チョコレート博物館 カカオ
 チョコレートで作られた巨大トカゲ。怖い・・・
チョコレート博物館トカゲ
 サグラダファミリア。
チョコレート博物館 サグラダファミリア
 グエル公園のトカゲもチョコレートで作られていた。本物の前は大行列らしく、今回の旅で断念したので、意外なところでグエルトカゲと一緒に写真撮影することができた。
チョコレート博物館 グエル公園のトカゲ

 大好きなチョコレート。アステカからスペイン、そしてフランスやスイスへと広がることで、薬から甘いココア、そして固形のチョコレート、優雅なお菓子類へと発展していった。今では万人になくてはならない食べ物の一つだろう。気軽に楽しく見学できた。

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バルセロナの思い出② グエル邸

2015年4月29日
 ガウディのパトロン、グエルのために作った濃密な建物。シックで重厚な印象だった。

 正面のファサード。たくさんの人が見学で訪れていた。
グエル邸正面ファサード
 地下の厩舎。煉瓦で作られたアーチ。馬も幸せだな・・・
グエル邸地下厩舎
 一つ一つの部屋はもちろん、壁、階段、柱の一つ一つが装飾性に満ちていて、素敵。
グエル邸柱の飾り

 圧巻は中央サロンのドーム天井。神秘的でさえある。
グエル邸ドーム天井
 トイレも派手派手。くつろげないだろうな・・・
グエル邸トイレ
 階段の影さえ美しく、ニュアンスにあふれている。
グエル邸階段の影
 屋上には鮮やかな色彩、面白い形の煙突がたくさん。おじさまたちも童心に帰ってはしゃいでいた。
グエル邸屋上

 これでもか、というほどの装飾にあふれた、重厚な建物。素晴らしかったけど、ちょっとお腹いっぱいになる感じ。

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バルセロナの思い出① カサバトリョ


2015年4月28日
 テニスのバルセロナオープンで、錦織選手が見事な優勝を飾った。おめでとう!相変わらずのストロークのすばらしさに感嘆の声を上げる毎日だった。そして「バルセロナ」と聞く度に昨年の旅を思い出し、楽しい気持ちにもなった。
 バルセロナでは、たくさんのガウディ作品を鑑賞した。なかでも素敵だったのが「カサバトリョ」。目抜き通りであるグラシア通りに忽然と現れる明るい外観。粉砕タイルの壁と曲線で作られた窓。たくさんの人が見学に訪れていた。
カサ・バトリョ外観1
 階段の手すり、素敵な支柱。
カサバトリョ らせん階段
 メインフロアのシャンデリアと円いガラスの装飾
カサバトリョ メインフロア
 2階天井の渦巻き
カサバトリョメインフロア天井
 感動的な青、中央の吹き抜け。タイルは下階にいくほど明るい色のグラデーションになっているそう。地中海の海と空のような、明るくさわやかな美しい色。光に満ちあふれている。
カサバトリョ中央吹き抜けブルータイル
 カタルーニャの守護聖人、サンジョルディの竜退治になぞらえて作り出したというガウディの傑作。竜が天に昇るがごとく、錦織選手にも活躍して欲しい。5月の全仏オープンが待ち遠しい。

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さくらそう 井筒

2015年4月27日
 庭のさくらそうの一種が満開を過ぎた。かわいらしい薄桃色でうつむきがちの花である。洋風のプリムラ類は天真爛漫に花の正面を天に向けているものだが、この「井筒」は下向きに咲いている。まるで井筒から中の井戸を眺めているようにも見える。井筒とは、井戸の地面上にでている筒状の囲んだものである。伊勢物語第二十三段「筒井筒」で幼なじみの男女二人の恋物語に出てくるアイテムとして有名である。

筒井つの井筒にかけしまろがたけすぎにけらしな妹見ざるまに

という求婚のうたにちなんでいるのだろう。さくらそうの薄桃色は、恋愛初心者が求婚するというチャーミングな場面にふさわしい慎ましさ。うつむいているような花の姿も、そう考えるとかわいらしい。だが、井筒にはその後の話がある。結婚後、男には他の女性ができてしまい、なんと浮気に出かけるのだ。いろいろあって結局二人の愛は復活、浮気相手の女性にはもう通わなくなる、という筋書きである。
 俵万智さん「恋する伊勢物語」筑摩書房1992/ちくま文庫1995では、伊勢物語原文のうたを現代短歌に訳すというすご技を披露している。先の筒井筒はあまりにも有名かつハッピーエンドの恋歌のため、そそられなかったのだろう、現代短歌にはしていない。代わりに、浮気相手の女性がこの勝手な男性を思って詠んだうたを取り上げている。

君こむといひし夜ごとに過ぎぬればたのまぬものの恋ひつつぞふる

あなたが来ると言ったその夜ごとにぬか喜びさせられて、いまはもう頼りにすることはないけれど、恋しい気持ちは消えずにいます・・・。待ちすぎて様々な感情を尽くしたあとの透明な思いが表現されている、と万智さんはいう。いろんな条件を男性に求め、頼りにしすぎる現代女性が多い中、この女性の恋心は強い、と(そんなに思うにふさわしいほど、魅力的な男性か?と疑うのは私だけではないだろうが、まあそこは昔の恋物語というものだろう)。

返事こぬ手紙いくどもしたためて頼まぬものの恋ひつつぞふる 文庫版p69

万智さんの現代短歌もいい。相手からの見返りが何もなくても、恋しい気持ちは消えずにつのるのみ。いずれにも「いつつ」と井筒に近い音が含まれているのも、なんとなくしゃれている。
 井筒という名のさくらそう、幼い初恋の姿だけでなく、報われない募る恋心も表現しているようではないだろうか。

井筒2 2015

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ルドウーテ 美花選展

2015年4月26日
 新緑が眩しい週末に、日比谷公園内で行われていたルドウーテの美花選展を鑑賞した。淡く美しい色彩で描かれた花々にうっとり、豊かな気持ちになることが出来た。
 折しも庭ではバラのつぼみが日毎に膨らみ、開花が待ち遠しい。はやる気持ちをせめて絵で味わうことで慰め、かつ盛り上げたいと思い、出かけた。東京駅から皇居、日比谷公園へとゆっくり散歩しながら日々や図書文化館に向かった。真っ青な空と公園の新緑が美しい。また、公園内では様々な花も咲き始めて、春真っ盛り。
 会場ではルドウーテの美しい花々の版画がたくさん展示されていた。これまでガーデン雑誌でみることはあったが、たっぷりの作品をじっくり眺める機会は初めてだった。植物図譜に使われるだけあって、いずれも正確で緻密だ。それだけではない。優美で時に艶っぽい美しさも兼ね備えていた。花が風にゆらめき、朝露が滴り、生き生きとした魅力をたたえていた。一方では、絵は半永久的なもののはずだが、描かれている花々に、今ここに在る一瞬の儚さも感じた。生は限りがあるからこそ、活力あふれ魅力的なもの。美しいだけでなく、儚げで憂いを秘めているのが生。会場にはチェンバロの音楽が優美に、でもちょっと哀しげなメロディで流れていたから、そんな気持ちになったのかもしれない。
 ルドウーテはバラ愛好家で有名なナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに仕えた宮廷画家。フランス革命からナポレオン時代の動乱の時代に生まれた芸術だと思うと、その美しさはさらに味わい深い。

ルドウーテ2015

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ワイン好きのお総菜27 タケノコとアスパラのオリーブオイル焼き

2015年4月25日
 春野菜の代表、タケノコとアスパラを使った簡単お総菜。
 JA直売所で売っていたつくば産のタケノコをみつけて、ことこと下ゆでしておいた。それを一口大にカットして、やはり下ゆでしていたアスパラとともに、オリーブオイルでこんがり焼き目を付けるようにフライパンで焼く。塩胡椒、時々醤油をかけていただく。
 大変だけど、春の行事として一度は行いたいタケノコの下ゆで。市販の水煮では味わえない、大地の味。土佐煮も捨てがたいが、ワインと一緒に味わうには、オイルの力を借りたい。
 柔らかくふくよかな味の白ワインと一緒に。好きなのはセミヨン多めのボルドー白。今回は日本の長野産シャルドネで味わった。

タケノコとアスパラのオリーブオイル焼き

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勿忘草の薄い青色

2015年4月23日
 庭にパステルカラーの春の花が咲き乱れている。チューリップのクリーム色や杏色、ピンクも華やかで美しいが、今もっとも冴えているのは勿忘草の薄い青色だ。小さな花がたくさん咲いて、ひとつひとつは本当に小さな青なのに、群生となって咲いているせいもあり、庭で抜群の存在感である。毎年種を蒔いているが、開花後のこぼれた種からも元気に発芽しているようである。
 「私を忘れないで」といいながら亡くなった恋人を想い、この花を髪に飾り愛でた女性がいた。そんな、ちょっぴり哀しい由来を持つ花である。淡い青色は儚い色にも見えるが、中心の淡い黄色と対比されてしっかり目立つ色でもある。そう思うと、喪った一人の恋人を偲ぶにふさわしい花のように思えてくる。
 別名は「ハツカネズミの耳」とのこと。こちらは花ではなく、葉っぱの柔らかくて円い様子がそう見えるから。なんともかわいらしい由来。毎年欠かさず咲かせたい花である。
わすれな草2015 2

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狩野永徳 洛中洛外図屏風上杉本

2015年4月22日
 山形県米沢市の上杉博物館→米沢市上杉博物館を訪れた。期間限定で公開している国宝「洛中洛外図屏風 上杉本」の原本をみるためである。普段は複製を展示しているようだが、せっかくなのでぜひ原本をみたいと思い、立ち寄った。素晴らしく、また楽しい博物館訪問となった。
 洛中洛外図屏風 上杉本は、狩野永徳が最初足利義輝の依頼で描き、のち織田信長を経て上杉謙信に贈られたとされる。京都の景観や有名な寺社、四季の祭りや暮らす人々を華やかな金色の雲の合間から見下ろすという視点で描かれている。桜や夏の水遊び、紅葉狩りなどを楽しむ当時のひとびとが、たくさん描かれてもいる。ぱっと屏風全体をみて熱気と豪華さを、つぶさにひとつひとつの建物やひとを眺めて、そのいきいきとした様を感じた。じっくりたっぷりと堪能することが出来た。
 この絵をみたかったのは、山本兼一著「花鳥の夢」(文春文庫2015)を読んだからである。作中で主人公の永徳が、京都の全てを描きたいと願い、夢中で作り上げた作品、それがこの洛中洛外図屏風である。応仁の乱で何もなくなった京都から、花と夢がある都を力強く描く。賑やかで華やか、そしてそこに暮らす人々が生き生きと。さりとて、画家の気概や押しつけではなく、観る者のこころがあそぶ場所をつくるような絵。若い永徳が、絵を描く喜びと狩野派の端正な画風を引き継ぐ様をじっくりと描いたこの小説は本当に面白かった。実物を目にして、この屏風絵から京都の華やかさのみならず、人々の暮らす喧噪や笑い声までも聞こえてきそうな画力を感じることが出来た。
 博物館内には、常設している複製や大型スクリーンに描き出される映像などで、洛中洛外図の世界をリアルにながめることもできて、これまた楽しかった。洛中洛外図は、京都の観光マップとして楽しむことも出来る。華やかで美しく、そしてそこに暮らす人々が楽しく生き生きとする姿を見て、また京都に行きたいと思った。

上杉博物館

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七ヶ宿ダムと桜、鯉のぼり

2015年4月20日
 宮城県南部にある七ヶ宿ダムの公園を散策した。→七ヶ宿ダムHP 
 桜がちらほらと、三分咲き程度だろうか、咲き初めていた。白石の桜は終わりに近づき、水芭蕉のある湿原はまだまだ桜は咲いていない。ダム周辺で、今年最後の花見を決め込んだ。ダムの水はエメラルドグリーンに輝いていた。蔵王の雪解け水がふえているのだろう、水量も豊富で白っぽく美しい湖面の色だった。スイスの白い湖、ラーゴビアンカの色と同じだ、と思ってしまった。そこに鯉のぼりがたくさん!風に舞っていた。のどかな風景を多くの人々が楽しんでいた。
 七ヶ宿ダムは仙台を始め、宮城県の七市十町に水道水を供給する。飲用水はペットボトルのミネラルウオーターが当たり前の時代だが、実家に帰省しているときは水道水をがぶがぶと飲む。なんといっても蔵王の雪解け水なのだから、なかなかの名水ではないだろうか。
 今は静かな湖面が広がるが、その昔約600人の人々が住む3つの集落が移転し、ダムの底に沈むことになった。故郷がなくなるとは、どのような思いだろうか。豊かで清らかな水を享受できる幸せをしみじみありがたく思う。
 



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プロフィール

bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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