ホトケノザを従えるクロッカス

2016年3月29日
 ちょっと前の写真だが、純白が美しいクロッカス。近くには、ボウボウに生えてきた勿忘草や昨年の掘り忘れチューリップと思われる葉っぱが伸び放題。もはや小さなスペースが荒れ野の状態である。そんな中だからこそ、また、純白が映えて愛しい。
 クロッカスのすぐ前方に雑草のホトケノザもまた、のびている。開花すると、その花はまるで蓮の上に鎮座する仏様のよう。だからホトケノザ。春の代表的な雑草である。根っこにVA菌という聞き慣れない菌が共生し、土壌の水分とミネラルをホトケノザに供給し、代わりに光合成でできた糖分をもらうのだという(森昭彦 身近な雑草のふしぎ サイエンスアイ新書 2009年)。ちゃっかりものの雑草が、クロッカスに寄り添い、春を謳歌している。
 残念ながら、ホトケノザの開花を待たずに、クロッカスは散りかけてきた。ピンクの小さな花が同時に咲いたら、クロッカスの純白に映えただろうに。ものすごい繁殖力だから、開花したらすぐに抜いてしまうつもりだけど、それはちょっぴり寂しいこと。小さな雑草にもいろんな物語とサイエンスが満載。だから少しでもその個性を愛でながら、写真におさめていきたい。

ホトケノザ従えるクロッカス

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桜風味のスパークリングワイン

2016年3月28日
 毎日桜前線のニュースが、日本中を騒がせる季節。近所の染井吉野もちらほらと咲き初めている。満開が待ち遠しいが、桜吹雪となって散るのも寂しい。心が揺れ動く早春である。
 雑誌で立ち読みした、桜を楽しむワインに挑戦してみた。桜の花の塩漬けを軽く洗って絞り、スパークリングワインを注ぐ。桜のシャンパン風が出来上がり。シュワシュワと泡立つシャンパングラスにふわりと桜の香りが漂って、なかなか良い。桜の香りを楽しむものだから、スパークリングワインはごく安い、個性のあまりないもの。グラスに近寄ると、桜の花びらがゆらゆらして、香りも楽しめる。晩酌でちょいとした花見を楽しめた。


桜風味スパークリング


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テーマ : ワイン
ジャンル : グルメ

一人で移動した水仙 ティタティタ

2016年3月27日
 植えてもいない場所に、可憐な小さい水仙、ティタティタが咲いている。数年前に植えたのは、そこから2,3メートルある異なる場所だ。なぜか今年はその場所には咲かず、植えていない場所に咲いた。思いがけない場所での出会いに、最初びっくり。
 当初植えた場所の近くには、時々生ゴミと米ぬかを埋めていた。栄養分たっぷりの土を、時々庭中に移動させている。そのときに球根が混じって、引っ越ししてしまったのだろう。
 開花したティタティタを初めてみたときには、くるみ割り人形のおもちゃの兵隊よろしく、「一人で夜中に移動した!?」などと、柄にもないファンタジックなことを一瞬考えた。ティタティタTete a teteとは頭をつきあわせて内緒話をする、というフランス語に由来する名前だ。そんな擬人化が良く似合う、可愛らしくて元気いっぱいの水仙である。

水仙 ティタティタ


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金曜日のパスタ35 芽キャベツとポテト、サーモンのクリームスパゲティ

2016年3月26日
 春野菜がスーパーの野菜コーナーを賑わす様になってきた。ハウス栽培だとは思うが、スナップエンドウ、芽キャベツ、アスパラガスといった優しい黄緑色の野菜が、春の訪れを感じさせてくれる。今回はそんななかから形もキュートな芽キャベツを使ったクリーム味のパスタを作った。
 芽キャベツは良く洗って、茎?根元?を切ってからしばし水につけておいて、生き生きとさせる。ジャガイモは薄切りに。スパゲティを茹でる時に、まずはジャガイモを一緒に入れて茹で、最後の3分ほどで芽キャベツも鍋に投入、一緒に茹で揚げる。フライパンに生クリームを熱し、瓶詰めの鮭を加えて軽く一煮立ちさせる。味をみて薄ければ塩を足す。茹でたスパゲティと野菜達を、このクリームで和えて出来上がり。胡椒をたっぷり振っていただく。
 優しい味の芽キャベツとジャガイモは、クリーム味に良く似合う。サーモンもコクを与えてくれて、しかも瓶詰めを使うと超楽ちん。簡単であり合わせのパスタメニューを、また増やすことが出来た。


芽キャベツポテトサーモンのクリームスパゲティ


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早春の花木を巡るゴルフ

2016年3月24日
 週末、ゴルフを楽しんだ。久しぶりである。夫がスキーで膝の靱帯を傷め、手術をする前から、ずっと私はゴルフをしていなかった。10ヶ月ぶりだ。スコアやフォームの悪さ、そして前組のスロープレイが気になったが、早春の花木が目を楽しませてくれて、なかなか楽しいコースだった。
 コースにはそれぞれ、花木の名が付けられている。ティーグラウンド周辺に、その花木がセンス良くまとめて植栽されている。待ち時間にゆっくりと花を眺めることが出来た。

 さんしゅす
さんしゅす

 桜の一種?萼とおしべの濃いピンクが可愛い
桜
 
こぶし?ごく淡いピンクの花びらと、もふもふの蕾がキュート!
こぶし?


 水戸の北東にある城里町にあるウインザーパークゴルフクラブ。瀟洒な建物が素敵です。HPにあったはずのビーフシチューがランチにもなかったのが残念無念。だが、早春の花木をゆっくりと眺められて、幸せ気分だった。スコアも久しぶりにしては、まあまあで安堵。今年は頑張って、毎月ゴルフを楽しみたい。スポーツとしてというよりも、花を楽しむ小旅行気分で。(そうしたリラックス気分だと、スコアが良いのだ。気張るとだめです・・・)ちなみに、お土産に焼きたてクロワッサンやアップルシュトローデル(ウイーンの林檎パイ)、あんこギッフェリ(あんこ入りクロワッサン)を注文することが出来て、これが美味しい!帰りの車でムシャムシャ食べて、すぐに寝てしまった・・・。

ウインザーパーク
ウインザーパーク

ゴルフ過去記事→
①バンコク ロータスバレーゴルフクラブ ロータス
②成田 グリッサンドゴルフクラブ グリッサンド
③千代田 千代田カントリークラブ 


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テーマ : 樹木・花木
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つくしを飾る

2016年3月22日
 仕事で忙しく、慌ただしかったある日。急いで夕食を作らなければと、気ぜわしい思いでキッチンに立った。ふとカウンターを見ると、つくしが数本、生けられていた。小さな子どもや、知人では田舎ののんびりした伯母などがよく春先に野原のつくしを摘んで飾っていたものだが、一体どこのだれが我が家に・・・?一瞬たじろいだ。しかし、夫しかいないではないか。
 休日だった夫が、いちご農家に買い物に行ったところ、駐車場につくしがあったのだそう。かわいいから、摘んで水にさしておいたよ、とニコニコ自慢げな顔で言う。壮年期の少々腹が出てきた男が、いちごを携えながら、つくしを摘む・・・なんと似合わないことか。しかもわざわざ生けるなんて。キッチンで一番私の目が行く場所に飾ったのだという。ついつい苦笑してしまった。
 花の名前はチューリップ以外知らなかった夫である。ここ2,3年は、すっかり新米ガーデナーと変貌を遂げている。四季の変化に敏感になり、植物の持つエネルギーに心から感動している。夫の意外な春の行動に、疲れがすっかり癒えた。まあ、一日でつくしはしおれてしまったけれどね。それを見てしゅんとする夫も、ちょっぴり可愛らしかった。


いつのまにか土筆


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夜空とマグノリア

2016年3月19日
 遅くに帰るとき、夜空に白木蓮が浮き上がるように美しく見えた。毎年開花を楽しみにしている、職場の通用門の前にある巨木である。早春にふっくらと乳白色の花を咲かせるこの白木蓮、英語名はマグノリアといい、その名に聖母「マリア」の名を含ませているためか、私にはとても高貴で神秘的に見える。
 「マグノリアの花たち」というアメリカ映画も好きだ。(ジュリアロバーツはともかく)シャーリー・マクレーン、サリー・フィールド、サム・シェパードと、私の好きな俳優が山のようにでてくる人間ドラマだ。この映画名のマグノリアは、アメリカを象徴する花木、タイサンボクということであり、映画にもマグノリアが実際に出てくるわけでもないから、おそらくアメリカに生きる人々を象徴する名として使用されているのではないか。
 ちょうど、美しい月と星も輝き、ともに写真におさめることが出来た。この日は、昨年10月から施行されている医療事故調査制度に関する意見交換会だった。様々な問題を含み、様々な解釈があるこの制度の一局面を知ることが出来たが、それでは現場の者はどうすればよいのか、当事者を擁護するにはどうすればよいのかは、この日の論点にはなかった。問題が複雑すぎて、消化不良だったこともあり、苦しい思いをしての帰宅。闇夜を照らす、乳白色のマグノリアが、特別に美しく、心を落ち着かせてくれるようだった。

夜のマグノリア

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紬の里、結城

結城紬

2016年3月20日
 ユネスコ無形文化遺産である結城紬。いつか欲しい、素敵な着物地の里が茨城県にある。この誇らしい街を、ドライブ旅行した。着物好きには誠に楽しく、かつ懐具合を鑑みると大変辛い旅となってしまった。
 車で一時間もかからない場所に、結城市がある。昔、結城紬の流れをくむ、やはり茨城県の常総市石下地区の織物問屋にはよく出かけたものだ。かわいがってくれた着物好きの上司が、親しい織物問屋に連れて行ってくれたからだ。本場結城市の流れをくみ、かつ少しばかり手軽なお値段の石下結城紬。ひところ、この石下結城紬を浴びるように眺め、手に取り、その良さを学んだ時期があった。今回は、本場の結城紬を堪能しようと、雨降る中、結城市の方に愛車を走らせた。
 訪れたのは、結城紬のミュージアム、つむぎの館。梅の花が満開で、古い建屋に良く似合う。
結城の梅 - コピー
 結城紬は二千年の歴史があると言われるそう。鬼怒川沿いの肥沃な土地で、盛んに養蚕が行われ、「延喜式」「常陸風土記」には「あしぎぬ」という名でこの結城紬の原型が歴史上記されているという。鎌倉、江戸時代と、質実剛健のその個性が愛され、発展してきたようだ。2010年、無形文化遺産に登録された。ミュージアムでは、その作り方や歴史を学ぶことが出来る。カイコの繭を手作業で紡いだ真綿(絹だが綿という面白さ)を、染色し、丁寧に織っていくさま。
真綿かけ - コピー
 落ち着いた日本家屋が数軒建ち、陳列された結城紬やアレンジもののショールなどを愉しむことが出来る。
織物センター - コピー

 ミュージアムを経営する老舗の店、奥順さんは、カフェや新しい感覚の店、結城澤屋を展開している。いずれも素敵なたたずまいのお店。
結城澤谷 (2) - コピー

 うっかり澤屋さんで、たくさんの紬地や帯を眺めて、欲しくなってしまった。「お取り置きしておきますよ?」というお誘いとともに、電話番号を渡されて、苦悶の数日間を過ごしている。・・・素朴ながら優美な織り地、素敵な色合いの結城紬。頭からずっと離れず、すっかりその魅力にハマってしまった。どうしようか・・・・・・・・・・・・・・・?お金はない・・・・・・・
カフェ一ノ倉 - コピー

テーマ : 歴史・文化にふれる旅
ジャンル : 旅行

こんもり沈丁花の木

2016年3月19日
 庭の沈丁花が満開で、毎日素敵な香りを漂わせている。手まりのような花たちの姿も可愛らしいけど、色合いは色っぽい赤紫。魅力的な花だ。
 植え付けて数年たち、年ごとに大きくなってきた。写真でみると、一目瞭然。健やかに育ってくれて、本当に愛しい。
13年4月の沈丁花
2013年4月の姿 植え付けた翌年くらい。まだ小さいし、主幹一本から数本の枝が伸びているだけで、寂しい枝振り。
16年3月の沈丁花
2016年今年3月の沈丁花。こんもりと繁っている。花だけでなく、木の姿が手まりのよう。

 今までちょっと枝抜き剪定する程度で、ほぼ放任で育ててきた。今年は少し、全体を小さめに矯正していくつもり。ただし、切った枝で挿し木をして増やし、また素敵な春の香りの場所を作ってみようと思う。そうそう、この春家を新築する友人に、庭木としてプレゼントもいいな。何しろものぐさにはぴったりな、丈夫な庭木。小さな女の子は、幼い頃の私のように、自宅の庭木として愛しんでくれるだろうか。
沈丁花

沈丁花の過去記事→
春を告げる沈丁花

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南米音楽を愉しむ

2016年3月17日
 先週末、室内楽で南米音楽を楽しんだ。ケーナ、サンポーニャ(雅楽の笙に似ている楽器)などを用いるグループ、MAYAのコンサートを聴きに行った。時に哀愁漂う音色、時に透明感あふれる響き、日頃はあまり聞き慣れない異国の音色なのに、なぜか心がシンクロしてしまう音楽。とても満ち足りた時間となった。
 アンデスの音楽を奏でるグループ、MAYA。最新メンバーが茨城ゆかりのひとでもあり、地元老舗の懐石料理の店で、南米音楽。結婚式場を用いたアットホームなコンサート。すぐ間近で異国の楽器の音色を楽しめる。久しぶりの生演奏コンサートだった。一人が複数の楽器をエネルギッシュに演奏し、ただただ感心した。
 なぜなのだろうか、こうした民族音楽は、時に人の生死を哀切に奏でる。一人の人が生まれて、生きて、そして静かに朽ち耐えていく姿を、淡々と、しかししみじみと描き出すように感じる。
 老舗と言うにはあまりに残念な会席料理に似合わず、素敵な音楽で人の生き方や愛を感じさせてくれた、そんなコンサートだった。

マヤ南米音楽
プロフィール

bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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