曲げわっぱの弁当箱

2017年1月31日
 大体二日に一回使用中。曲げわっぱの弁当箱。簡単ご飯が、なぜか高級?弁当に見えなくもない、魔法の弁当箱だ。
 秋田の曲げわっぱは伝統工芸品。杉の白木で作られた器は、ご飯の水分を程よく吸収し、かつ、固くならない。抗菌効果もあるそうだ。なにより、姿が潔く、美しい。樺細工で継ぎ目が軽く彩られているのも粋な感じ。黒豆を一緒に炊いた雑穀三分づきご飯と、簡単な肉・野菜を詰めるのが定番ランチ。お湯で洗ったら、午後の仕事の間、良く乾かしておく。
 夫が秋田に出張という時、軽い冗談でお土産リクエストをしたら、買ってきてくれた。以来、かれこれ10年近く使用中。お手入れが難しいと言う人もいるが、お湯と洗剤でよく洗って乾かし、そして、隔日程度の頻度で使うことが、お手入れ。実は時々電子レンジにも入れちゃっているが、結構平気。いつか形がゆがむかもしれないから、本当に温めたい時だけにしているが。
 なんとなく、素敵気分で簡単ランチがいただける、優れもの。周囲の同僚にも大好評。自慢の道具である。

曲げわっぱ弁当

テーマ : おうちごはん
ジャンル : グルメ

ワイン好きのお総菜51 しらすとネギのオムレツ

2017年1月28日 
 フレンチレストランで饗されるふんわりなめらか、綺麗な形のプレーンオムレツも美味しいが、自宅で元気よく食べるなら、ごく簡単に折りたたんだ形のオムレツが美味しい。卵は素朴にシワっぽく、その日冷蔵庫にある食材を混ぜ込む。自宅で好んでいただくのは、しらすとネギのオムレツだ。白ワインと一緒に夕食に似合う。
 卵はごく簡単にほぐして、牛乳少量を混ぜ込む。フライパンにバターを溶かし、じゃあっと卵液を流し込む。そこにしらすとネギをたっぷり入れて、ぱたんぱたんと二つか三つにたたむようにして焼き上げる。ごくごく簡単な、卵料理。しらすとネギが入って、ちょっとしたお総菜だ。形はあくまでも素朴に。手頃な値段の白ワインと一緒にいただくと、しらすとネギの風味によく似合い、ついつい箸もグラスも進んでしまう。
 フランスでは、普通卵料理には水(増井和子著「ワイン紀行」)。昔読んだワインの本にはそう書いてあった。確かに、肉や魚、チーズと比べたら、卵は淡泊で、素材感としてはワインに負けてしまう。半熟だと、時に生臭さを感じることだろう。だがまあ、堅苦しく考えずとも、よいではないか。フランスではカフェでこんな素朴なオムレツが出てくるし、イタリアではフリッタータ、スペインではトルティーヤと、ワイン大国ではオムレツは気楽ながらも代表料理。カジュアルワインに合わせていただくのは楽しいものだ。
 昔仕事で訪れた静岡のホテルでは、朝食ブッフェでシラスのオムレツをその場で調理して出してくれた。それを真似して作ったしらすオムレツ。このメニューが大好きだから、しらすはいつも冷凍庫にたっぷりと眠っている。

しらすとネギのオムレツ

テーマ : おうちごはん
ジャンル : グルメ

安らぎネーミング 安心院スパークリングワイン

2017年1月25日
 大分にはワイナリーがあり、名を安心院(あじむ)ワイナリーという。高品質とはまだまだ言えないが、大分に行くたびに新たなボトルが販売されていて、頑張っているのがよくわかる。今回は、この安心院ワイナリーのスパークリングワインを味わった。
 シャルドネ100%のスパークリング。大分県宇佐市にある安心院の葡萄で作られたようだ。私好みのふくよかさやコクにはやや欠けている。ただ、やわらかく爽やかな味わいではある。香りも穏やか。泡も控えめ。瓶内二次発酵という、シャンパーニュと同じ正統派の製法だが、葡萄の持つ力は、さほどないように感じられた。それでもエチケットには上品な金色の風景と、「安心院」の文字。安心、という字が心を穏やかに、癒やしてくれる印象だ。院、とつくと、寺社のような雰囲気さえただよう。
 先月、空港で購入して、実家に一月ほど冷やしておいた。法事で慌ただしく訪れた大分。イベントを終えて人心地の夜、気持ちを穏やかにしてくれるワインだった。

安心院スパークリングワイン

テーマ : ワイン
ジャンル : グルメ

南蛮文化薫る城下町、臼杵

2017年1月23日
 大分で臼杵市に立ち寄った。大分市の東南に位置する、大友宗麟縁の城下町である。お目当てはふぐ料理。そして、キリシタン大名だった大友宗麟を彷彿される街並みだ。
 空港からレンタカーを借りて東九州自動車道を通過、臼杵に到着したのは13時半。車から創業100年というふぐ料理店を予約したつもりが、どうやら間違い電話をしたらしく、そこでふぐ料理は堪能出来なかった(料亭 山田屋さん。対応が丁寧だったので、いつかまたちゃんと訪れたい!)。観光案内所で紹介してもらい、寿司・ふぐ料理の店で、ふぐ料理をいただいた。すり身状の肝をポン酢に入れた(ふぐの肝は猛毒があることで知られるが、大分では食べられるようだ。実はカワハギの肝?真偽はよくわからない)。初めて堪能した。まったりとコクがあり、手製という唐辛子ペーストも旨みがあって美味しい。臼杵 ふぐ

 すぐそばにある、酒蔵を訪れた。現代タイル作家によるアズレージョがあり、宗麟時代の南蛮交流が壁面に描かれている。天正遣欧少年使節だろうか、4人の少年のタイル画が、リスボンから日本を巡る航路を囲むように描かれている。アズレージョとは、ポルトガルの青タイルによる壁面装飾のこと。昨年旅したリスボンで、たくさん素敵なアズレージョを見て、感動した。→リスボンの旅 アズレージョそれ以来、南蛮貿易の軌跡をたどる旅をしたかった。長崎やマカオを訪れたい。そう思っていたが、まずは大分帰省で思いがけず南蛮文化に出会うことが出来た。美しく清廉な青タイル。遠い昔にはるばるヨーロッパと関係してきた人々の祈り。酒蔵にしみじみと描かれていて、とても良かった。
 臼杵には、他にも城址、沢山の神仏など見どころがある。今回はわずか2時間足らずの滞在で残念。大分合同新聞では、現在、安部龍太郎による小説、「宗麟の海」が好評連載中で、安部ファンの私は、たまに読む断片的なその小説に大変魅力を感じている。大分では、この小説を将来大河ドラマに、という微かな運動もあるようだ。大河ドラマで有名になる前に、またいつかゆっくりと訪れたい。

臼杵アズレージョ

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

温泉県 空港で足湯

大分空港足湯
2017年1月22日
 所用で大分に出かけた。多忙につき、温泉旅館を訪ねることはかなわなかったが、別府の湯をほんの短時間、愉しむことが出来た。空港にある小さな足湯スペースのおかげだ。
 檜づくりの、家庭用湯船ほどの小さな台。それが2個設置されている。毎日別府から湯を運び入れているという。早めに空港に到着し、かねてより噂に聞いていたこの小さな温泉に出かけてみた。ジーンズをめくり上げて、静かに足を入れる。42度ほどなのだとか。外を歩いて冷えた足には、最初熱く感じられたが、すぐに心地よい温度に変わった。檜は大分県産とのことで、温泉に木の香りも微かに加わり、清々しい。コポコポと湯の注ぐ音もいい感じ。ホカホカと身体全体が温まっていく・・・。
大分空港足湯の湯

 気ぜわしい移動の日、ほっと寛ぐことができた。周囲を見ると、開店の10時からひっきりなしに人が訪れ、皆、短時間ながらも顔をほころばせて去って行く。
 空港に無料足湯なんて、ほんと、気が利いている。温泉県の面目躍如だ。ちなみに、すぐそばのテレビ画面では、常に「シンフロ」という温泉県アピール映像→ 過去記事 シンフロが流れていて、小さな空港だが、こちらも楽しさ満載。

テーマ : 温泉♪
ジャンル : 旅行

梅探る寒さ厳しき冬

2016年1月18日
 暖冬を危ぶんでいた日々が懐かしく感じるほど、最近の寒さの厳しさといったらない。寒いのが嫌いな私は、暖房器具をフル動員して過ごしている。お庭の散策もごく短時間の毎日だ。
 しかし、庭木を見れば、日々、確実に蕾が膨らんでいるのがわかる。寒さに耐え、開花しようとするその力。素晴らしいと思う。特に、紅梅の蕾を眺めるのが楽しい。青っぽく固かった芽が、少しずつ膨らみ、今はふんわり丸く、赤く色づいている。開花はまだかと、身体を伸ばして枝先を観察する毎朝である。
 探梅という言葉を最近知った。早咲きの梅の花を探して歩く、冬の季語だ。梅の花を求め、逸る心を表現する言葉が存在することに感動。万葉の昔から日本人を魅了する早春の花。今年の開花が待ち遠しい。

梅のつぼみ

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

宮中雑煮 初釜の菓子、花びら餅

2017年1月16日
 お正月吉祥の菓子といえば、花びら餅だ。薄い餅で白味噌餡、薄紅色の餡を半月様に包む上品な菓子。ゴボウの甘煮を挟んでいる。裏千家の初釜で用いられる、正月限定の和菓子だ。今年は3日の初釜で先生が用意したものを、そして13日に水戸の老舗和菓子屋で購入したものをいただいた。いずれも柔らかく、甘いゴボウが不思議な味わい。抹茶と共に、静かにいただいた。
 京都、宮中でいただく雑煮に見立てた茶席の菓子。東北生まれで粗野な私は、関東に出て茶道を習って、初めてこの菓子の存在を知った。ゴボウはやはり宮中行事、歯固めに使う固い押し鮎を模したものだそう。何から何まで典雅な由来である。正月の菓子といえば、田舎の祖母や伯母がつくるずんだ餅しか知らなかった。だから、花びら餅をいただくときは、なんだかとてもかしこまった気持ちになる。
 求肥で出来た白い餅は、柔らかい。薄紅色の餡が透けて見えるのも、重ねの色合わせ、桜重ねのようで、やはり高貴な感じ。典雅なお正月気分を味わう、2017年の睦月である。
 

花びら餅

テーマ : 和菓子
ジャンル : グルメ

ワイン好きのお総菜50 鰈の唐揚げ

2017年1月15日
 水戸駅前にお気に入りの魚屋さんがある。朝、出勤前に前を通ると、ゴム製のエプロンと付けたおじさん達が仕入れた魚を一心不乱に並べている。夕方、仕事帰りに入ると、元気よく迎えてくれて、お勧め(というか、売り尽くしたい?)の言葉を投げかける。いずれも商品は生き生きしている。手軽に捌いてくれるし、すり身や切り身も美味しい。この時季は、アンコウ鍋セットがパック詰めされているのが、いかにも茨城らしい。住まう街には純然なる魚屋さんはなく、スーパーばかりなので、こんな生粋の魚屋さんが嬉しくて、ついついたくさん買ってしまう。
 今回は、鰈を購入。あたまとワタは店頭でとってくれ、切れ目まで入れてくれた。おかげで自宅ではただ揚げるだけという簡単レシピ。とはいえ、揚げる前に日本酒に漬け込み、臭み抜き。塩を振って、片栗粉をごく薄く付けて、カラリと揚げた。自分で捌くと、捌くことにエネルギーを費やしてしまい、あとの仕事はいい加減になる。魚屋さんで、唐揚げ仕様に捌いてあったから、揚げる前に、しっかりと丁寧に手間をかけることが出来た。
 クセがなく、しかし旨みがある鰈。小さいながら、子持ち鰈だ。ボルドーの、きりりとしながらも、ふくよかな白ワインとよく合った。

鰈の唐揚げ

テーマ : おうちごはん
ジャンル : グルメ

ピーナツを巡る小鳥たちのドラマ

2017年1月14日
 冬の庭は閑散としていて寂しいけれど、数少ない楽しみがバードウオッチング。ピーナツを入れたバードフィーダーに、小鳥たちが訪れるのを、静かにリビングから眺める愉しさといったらない。一番ときめくのは、メジロ、次いでシジュウカラ。メジロはごくたまにしか訪れないのだが、シジュウカラは良く訪れる。鳴き声も可愛らしいのだが、なんといっても愛らしいのは、常に二羽でやってきて、交代交代でピーナツをついばんでいくチームワーク。一羽の食事中、もう一羽は監視の役割。少し離れた場所にいて、周りを監視しているのだ。しばし一羽が食べると、どちらともなく、役割交代。おそらくはつがいなのだろう、お互いに思いやり、助け合っている姿は、本当に愛おしい。
 今年はシジュウカラだけでなく、スズメがやけに訪れる。スズメはたいてい、数羽の集団でやってきて、賑やかに食い散らかしていく。警戒心が強く、リビングのカーテン際に私が近づくと、すぐさまばさばさと音を立てて逃げていく。そのくせ、シジュウカラが可愛くピーナツをついばんでいると、バサバサっとやってきて、追い払う。私は、苦々しい思いでその様子を眺めるのみだ。
 平日は朝の慌ただしい時間で、こんな小鳥たちの生態を垣間見るのだが、休日はその様子を飽きるまでゆっくりと眺めることが出来る。猫の額ほどの狭い庭だが、小鳥たちのドラマティックな生態が繰り広げられているようだ。

シジュウカラ二羽

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

にわか果物屋さん

2017年1月13日
 冬の帰省ドライブでフルーツをたくさん手に入れた。我が家が、ちょっとした果物屋さんのようになって、楽しい気分。
 九州の義母から送られたみかん。甘くて皮が剥きやすくて、とっても美味しい。みかんはそのまま職場のランチに持参できるのも嬉しい。段ボールで送られてきたが、堪能して、今はもう残り少ない。りんごと洋なしは、年末年始の東北帰省時、山形の高畠にある道の駅で箱買い。りんごは少しキズありだが、十分甘くてしゃりしゃりしていて、美味しい。姿が今ひとつのものは、庭のバードフィーダーに置いて、冬鳥の餌にもなる。洋なしは、シルバーベルという、ラ・フランスを大きくしたような形。お正月に洋なしをいただく幸せを味わっている。そして、茨城の八郷で購入したいちご。大粒で甘くてふんわり柔らかい食感。
 冬という、昔ならば食料が少ない時季、ましてやフルーツは世が世なら贅沢品。毎食、何を食べようかと悩む幸せが訪れる。我が家の天然冷蔵庫、西の和室はにわか果物屋さん。明日は、リンゴを赤ワイン煮にしてみようかな。

果物屋さん20171月

テーマ : 美味しかった♪
ジャンル : グルメ

プロフィール

bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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