ツヤツヤラディッキオ

2017年3月26日
 冬のキッチンガーデンに植えた小松菜は、今年も見事なまでに、ヒヨドリにやられてしまった。おしゃれ野菜、プンタネッラも然り。ところが濃い紫色のラディッキオは全く鳥害にあわずに元気一杯。朝日に輝くラディッキオのなんとツヤツヤしていることか。
 この美しい野菜をいつ、どんな調理法で食べようかな。


らでぃっきお

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

素朴でしなやかな味わい、阿闍梨餅

2017年3月25日
 日本橋三越の和菓子売り場では、全国の有名和菓子がいとも簡単に手に入れることが出来る。かねてより欲しかった、仙台九重本舗の霜柱、長野開運堂の真味糖、島根の松平不眛公ゆかりの茶菓子などなど・・・夢のような世界だ。
 京都の有名菓子もたくさんあり、なかでも阿闍梨餅が個包装から購入できるのには驚いた。阿闍梨餅とは、京都の菓子店満月が大正時代につくりはじめた菓子だ。餅粉をベースにした生地を皮とし、粒あんを包んだ素朴な菓子。今では京都みやげの定番となっているようだ。ややもっちりとした皮、控えめな甘さの粒あん。このたび初めていただいてみたが、小さめの菓子だから、ひとつ、またひとつ、と手が伸びてしまうような美味しさだ。素朴ながらも後を引く美味しさ。
 比叡山で修行する高僧がかぶっていた編み笠の形、そして厳しい修行に耐えるとき食した餅からイメージして創作されたとのこと。千利休はその昔、ふのやき、というごく素朴な菓子を茶会で多用したという。小麦粉を水で溶き、焼いた皮に、胡桃と味噌餡を包んだものを手作りして茶会に出したとか。戦に、政治にと疲れた人々をもてなすほっとした味。材料は異なるが、阿闍梨餅の素朴な味わいは、このふのやきに近いのではないだろうかと感じた。素朴ななかに、ほっとさせる甘さと柔らかさ。信念を持ちつつ苦行をこなし、周囲の人々を寛がせる。そんなしなやさをこの菓子から感じた。

阿闍梨餅

テーマ : スイーツ
ジャンル : グルメ

今年も、沈丁花

2017年3月20日
 今年も沈丁花の香りが、春の訪れを告げている。上品で典雅な香りが、庭いっぱいに拡がっている。
 今年は開花を待っていたときに、蕾のもつ赤紫の美しさも再発見した。紫蘇のような赤味の強い紫色だ。品良く、明るく、清々しい紫色。ぽつぽつと星形の花が開くと、その花びらにほんのり、この赤紫色が移っている。
 昨年、結構大胆に剪定したので、きちんと開花するか不安だったのだが、どうやら杞憂だったよう。たっぷりの花芽を付けている。毎年しっかり咲いて、生長を遂げている。丈夫で品良く生きる、早春の花。昨年は挿し木に挑戦しようと思っていたが、結局出来ず終い。今年こそ、挿し木にトライしたいと思う。この命を、次の世代にしっかりと引き継いでいきたいのだ。

沈丁花 2017

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

紅い花芯の椿

2017年3月18日 
 お茶のお稽古では、様々な椿が美しい。花好きと知ってか、先生が時々お庭の花を下さるのだが、今、しっとり美しく咲いているのが、朴はくという名の紅い椿。小ぶりな花びらの紅が派手すぎず美しい。そして花芯も僅かに紅色なのである。端正な筒型にすっと納まる花芯。それがほんのり紅い。なんて美しいのだろう。
 こぼれ種から、小さな苗木が先生のお庭で育っている。下さるというので、花の季節が終わったら、掘り返しに伺う予定である。我が家の庭で、このしっとりした美しさを味わえるのが、今から楽しみだ。

椿 朴はく

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

金曜日のパスタ41 青ネギとチキンのスパゲッティ

2017年3月12日
 我が家のパスタにタンパク質は控えめなことが多い。私一人なら、パスタ一皿にサラダでも添えれば十分なのだが、夫はイタリアンのコース料理ばりに、パスタの他に主菜がなければ嫌なのだ。だが、今回はめずらしく、お肉をたっぷりと入れてみた。我が家にしては、ご馳走感満載の一品となった。
 鶏モモ肉を一口大に切って、オリーブオイルでグリル。日本酒で軽くフランベ。固めに茹でたスパゲティを和え、刻んだ青ネギをたっぷりと入れる。塩胡椒してお皿に盛ったら。パルメザンチーズをたっぷりかける。仕上げにオリーブオイルもたらりとかけて、風味づけ。
 私の一皿には、ガーリック風味のオイルをかけて、七味唐辛子も振りかけた。ネギと七味で、どことなく和風の麺っぽい。なじみやすい味で、くつろぎのひとときとなった。お肉のおかげで満足度も高し。

青ネギとチキンのパスタ

ほろにが春の恵み ふきのとう

2017年3月11日
 早春の候、一斉に芽吹くふきのとうを見た。子どもの頃から春を告げる山菜の一つとして記憶される植物だ。実家の実家、宮城の片田舎、山の斜面に爽やかな黄緑色の花を咲かせていた。写真にあるのは、だいぶ開いた花。食べるなら、もっと花が開いていない、小さいものが良い。
 東北の山菜は、放射能汚染が危惧されてきた。あの日から、6年。うららかな陽光の下、そんなことを知るよしもなく、元気に花咲くふきのとう達。爽やかであかるい黄緑色のその姿に、ほろ苦い歓びを感じた。

ふきのとう

テーマ : 野菜づくり
ジャンル : 趣味・実用

春を告げる花、福寿草

2017年3月5日
 高齢となり、病がちな伯父に会うため、母の実家、田んぼが拡がる東北の片田舎に出かけた。伯父の家のすぐ裏には山野が拡がり、幼い頃はすみれやオオイヌノフグリを見つけては歓んだ。タケノコや椎茸、栗や山菜も豊富に生える、豊かな山である。久しぶりにその山に分け入った。最近は人家のすぐ近くまで猪がやってきて、作物を食い荒らしたり、出くわした人間にけがを負わせたりする。伯父の田んぼや山野にも、猪よけの電線が張り巡らされていた。
 おそるおそる山に分け入ると、すぐさま明るく輝く黄色い花が目に付いた。福寿草だ。山の壁面にびっしりと、春の陽に照らされて、満開だった。この山は、6年前の東日本大震災の時に放射能汚染が危惧された山だ。黄色く明るく輝く福寿草が、山の再生を知らせてくれるようでもある。
 福寿草は、その名から縁起の良い花として、正月に飾られる。実は葉や根っこには毒があり、食べるのは危険である。可憐な姿でも、内実は毒を含んでいる。気をつけて扱わなければならない。そうは思いつつ、自宅にもこの春を告げる明るい花が欲しくなり、伯父に頼んで掘り返し、土ごと茨城まで運んだ。伯父の体調もまずまずの様子で、安心して甘えられた。春を告げる明るい花、我が家の庭で、梅と競い合うように咲いて欲しいものだ。

福寿草


関連記事→
気高い芍薬の花
特別な芍薬
山菜ガーデンの収穫
熱田神宮 ヤマトタケルとミヤズヒメ

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR