桜色のペチュニア

2014年8月13日
 夏にはビビットな色の花も多いが、そんな中で今気に入っているのが桜色のペチュニアである。ある園芸メーカーで開発された「さくらさくら」という品種のペチュニアだ。赤や濃い紫のペチュニアが多い中で、日本の桜を思わせる控えめで上品な桜色は魅力的である。ネットで検索するとやはりこの桜色に惹かれるのか多くの人が「さくらさくら」を育て愛でているようだ。挿し芽や冬越しもできるらしい。そうとは知らずに昨年も今年もこの品種を園芸店で買ってしまった。今年はぜひ来年まで冬越しさせてみたい。
 桜色というと日本人にはなじみの色名だ。それではフランス人はこの色をどう表現するのか。「フランスの色」(コロナブックス 平凡社 2010)で調べると、淡い紅と微かな青みを含んだこの桜色に近い表現は「ローズ・ドラジェ」。結婚式などで配られる砂糖で固められたアーモンド菓子がドラジェだ。ドラジェには幸福を願う気持ちが込められている。日本人が「桜色」を思うときはどんな気持ちか。春を喜び、華やかで幸せな気持ちだろう。この「さくらさくら」の優しい桜色に、私もやはり穏やかで幸せな気持ちとなる。
 同本をめくると、赤紫色の項に「ペチュニア」という色名を発見した。赤紫のビビットな色である。フランス人にとってははっきりとした明るい色がペチュニアの色なのだろう。花や植物、昆虫などそれぞれの固有の特徴が示される色を借りてつけた色名を固有名色という。バラ色、藤色、菜の花色。いずれの色も名前も美しい。色名に花を使うという感性もまた美しいと思う。

ペチュニアさくら

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お気に入りです

「さくらさくら」は、私が初めて苗で購入したペチュニアで、挿し芽で毎年よく育って、満開の花を咲かせています。
淡い色合いがとても気に入ってます。

Re: お気に入りです

コメントありがとうございます。本当にきれいな色合いですよね。私も切り戻しを利用して、今年は挿し芽に挑戦します。

> 「さくらさくら」は、私が初めて苗で購入したペチュニアで、挿し芽で毎年よく育って、満開の花を咲かせています。
> 淡い色合いがとても気に入ってます。

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Re: 家も咲いています。

コメントありがとうございました。

秋を迎えて我が家のさくらさくらは、花が一段落した株と、これから少し咲きそうな株といろいろです。
宮城県のさくらさくら愛好家さんから冬越しできるとの情報、これで2件目です。まけずに私も今年は冬越し挑戦です。
来春のさくらいろ、楽しみですね。


> 宮城県ですが、さくらさくらのペチュニアを植えています。冬場をビニールで敷いて、冬越しをしました。たくさん増えますね。
プロフィール

bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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