金木犀の香り

2014年10月4日
 自宅の片隅に植えた金木犀が満開を過ぎた。昨年はちょっぴりしか咲かずにがっかりした。夫の素人剪定がまずかったのではないかと疑っている。今年は果たして咲くのかどうか、心配して放任していたのだが、見事にたくさんの花をつけ、良い香りを漂わせた。うれしかった。
 金木犀の花が咲くと、子どもの頃は自宅でも知人宅でもよくトイレに飾ったものである。汚臭をごまかすためだったろう。水洗が当たり前になり、今はトイレだって清潔そのものだが、やはり金木犀が咲くとトイレに飾らずにはいられない。昨年は開花がすくなくて飾ることはできなかった。今年はふんだんに飾ることができた。仕事から帰ってトイレを開けるとなんとも良い香り。しかも、子どもの頃は頭痛をもたらすほどにキツいと感じられた金木犀の香りだが、甘やかな香気がトイレに漂っている。おもわず深呼吸。こんなに甘い香りだっただろうか。子どもの頃からなじんだ秋の香りだが、今年は新鮮に感じられた。
 金木犀は花の形もかわいらしい。よっつの花びらの周囲が微かに内側にカーブしている。ごくごく小さな花なのに、ひとつひとつが丁寧に作られたつまみ細工のようだ。じっくり眺めて楽しんでいたが、今朝みたらもう散ってしまっていた。また来年までその香りに焦がれる一年の始まりだ。

キンモクセイ2014

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Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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