上海旅日記4 中国緑茶を買う

2014年10月16日
 上海巡りでは、お茶の店が楽しかった。もともと日本茶を味わうのも好きだし、紅茶やコーヒーの歴史を知るのも興味深い。中国茶も様々な種類があって楽しい。日本の茶文化はもともと中国宋代に開花した中国茶文化が、12世紀に禅宗の僧、栄西によって日本にもたらされたことに端を発する(熊倉功夫「生活と芸術-日本生活文化史-」放送大学教育振興会 1990)。あらゆることに通じることだが、日本文化の源は中国にあるのだと思う。
 豫園(ユイーユエン)をでてすぐの上海老街には、多数の茶店や茶器、骨董品の店が並んでいた。すぐに目に入ったのは、店先で茶葉を釜炒りしている店だった。大きな銀色の窯で女性がゆっくりと生葉を炒っている。茶葉を釜に押しつけるようにして作る平らな茶葉が特徴とのこと。思わずじっくりと眺めてしまう。眺めていれば、購入に誘われる。執拗な誘いも、買う気まんまんの時にはむしろありがたいものである。
お茶屋1
 店の中には、大きな缶に入ったたくさんの茶葉が並んでいた。いくつかある緑茶から値の高い方を選んで購入した。常は吝嗇家の夫が、「高い方がいいお茶なんじゃないの?」と太っ腹なことを言ってくれたからだ。両親と自宅用に二つ、と思っていると、夫も知人にあげたいといいだし、3つ買うことにした。同行する上海人Yが値段交渉してくれて、確か3割引きくらいになったと思う。私には激しい攻防戦のように見えたが、値段交渉はごく当たり前のことらしい。
お茶屋2 
 釜で炒る前の生茶葉もかごにもられている。杭州の西湖産の茶葉らしい。
茶葉生葉
 西湖周辺は、湖を中心とした美しい風景が拡がる古都。世界遺産の西湖十景は、上海とはまた異なる豊かな自然に満ちた観光地のようでもある。茶の産地としても有名なようだ。「薬になる中国茶図鑑 茶のチカラ」(薹占軍監修 講談社2012)によると高血圧に良いらしい。血圧の薬を飲む両親にも良い土産となった。自宅に帰って、この中国緑茶を味わい、上海の楽しい思い出と、今度はこの西湖周辺にも足を伸ばそうとのわくわく感に浸ることができた。

テーマ : 中国旅行
ジャンル : 旅行

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Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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