サンジェルマンデプレのがっつりお肉とサラダ

カフェドフロール
2014年11月11日
 友人Tの友人が初めてのパリ旅行に出かけるとのことで、どこか美味しいところはと尋ねてきた。自転車好きのTは、ツールドフランスを観戦に行くやはりフランス好きなのだが、自転車に夢中でグルメ旅には縁がない。せいぜいパン屋のPaulか、スーパーCasinoでお総菜を買って食べる程度なのだとか・・そのTが製菓学校に通う友人から、安くて美味しいところを訊かれて困っている。難しい・・・美味しいところはたくさんあっても、パリは何でも高い。道ばたで焼き栗を買ったらととりあえず言ったものの、その他の情報となると難しい。フランス贔屓を標榜する私だが、実はパリにはあまり行ったことがないのだ。地方の個性ある味わいやのんびりした雰囲気の方が好きだから。ちゃんとパリ観光したのは2010年が初めてだ。それでもそれ以来、パリの魅力にもはまって毎年1,2日は滞在するようになった。なかでもサンジェルマンデプレが好きだ。
 サンジェルマンデプレといえば、カフェドフロールやドウマゴなどのカフェが有名だが、いつも人があふれていて味も大雑把な気がする。
フロール ハムサラダ
ハムのサラダ。数枚重ねて切ったような大雑把なハム、固ゆで過ぎる卵、ナイフでカットしたレタス、乳化したドレッシング・・いずれも私の好まない調理方法。
インゲンサラダ
インゲンのサラダ。サヤインゲンが好きだから美味しくいただいたが、夫は山盛りインゲンだけのサラダに顔をしかめていた。
 大通りのカフェやレストランは大体観光客で大賑わい。あまりくつろげないし、味も今ひとつ。それよりも、ちょっと小さな通りに面したレストランやカフェのほうが楽しい。2010年以来、毎年必ずいくのは、このカフェドフロールからRue St.Benoitを入ったところにあるLe Relais de l’Entrecote。トリップアドバイザーによる口コミ情報はこちら→
RE 店先
飲み物とデザート以外にメニューはなく、前菜にグリーンサラダ、主菜に牛肉のステーキとたっぷりのフライドポテトだけという店である。この肉が美味い!!たっぷりかかった特製のソースも美味しい。席に着くと聞かれるのは飲み物と肉の焼き方だけ。グリーンサラダにはたっぷりのクルミがかかっている。クリーミーなドレッシングは苦手なのだが、ワインビネガーがよく効いた酸味のあるここのドレッシングはまあまあ。
RE 前菜サラダ
そして肉とポテトは二回に分けてサーブされる。がっつり肉料理が好きな私達夫婦にはぴったりな量である。小食な人には大量過ぎるかも・・。シンプルなメニューゆえ焼き加減は大事だが、注文どおりにやってくる。そして柔らかく旨みたっぷり。ソースはちょっぴり酸味の効いたクリームソース。肉汁とワインビネガー、マスタードが入っているかな・・?このお店秘伝の味らしい。もぐもぐ、はぐはぐ食べる。ポテトもさっくり、ほっくり美味しい。
RE メイン肉
ちょうど初めてパリに滞在した時、このレストランの斜め向かいにあるホテル、Bel Amiに宿泊した。ここの窓からなんとも美味しそうな風景と、行列する人だかりを発見した。
RE夜の行列
翌日早速訪れて、大好きになった。周囲を見ると、パリ在住の馴染み客もよく訪れているようだった。Bonjour!Madame 、娘さんはお元気?などと古風なユニフォームを着たお店の女性がお客とおしゃべりしている、なんて風景をよく見かけるのだ。私達が初めて訪れたときには、たまたま日本好きのパリジャンが隣の席で一人飯をしていて、いろいろとおしゃべりもできて楽しかった。毎週このレストランにわざわざメトロで来るのだと言っていた。なるほど、フランス人に好まれるようなステーキとポテトフライである。それ以来、ほぼ毎年この店には行く。先日、シャンゼリゼにもこの系列の店があることを発見したが、微妙にメニューが異なるようだった。サンジェルマンの店の方が、サラダとステーキだけ、という一徹な感じがあり、好もしく感じられた。お店に置いてあるカードを見ると、どうやらジュネーブにもあるようだ。49 Rue du Rhoneと住所にあるから、ジュネーブの有名ブランドショップどおりにあるのではないか。
 がっつり肉系の私達は、サンジェルマンにある南西部料理レストラン、J’GOフランス語HPはこちら→にもよく訪れる。今年の9月にはランチタイムに訪れた。前菜、メイン、デザート三品で19,00€だから、パリのランチメニューとしてはまあまあの値段ではないだろうか。
JGO1.jpg
羊や豚肉、白インゲン豆を多用した料理がたくさんある。食べ物のフランス語は結構得意だと思っていたが、この店のメニューはあまりにも肉の部位が細かく記されていて判読が難しいほど。味付けは素朴だが、その分お肉や豆の旨みがよくわかって美味しいことこの上ない。おそらく店の人たちもラングドックやミディピレネーあたりの出身なのだろうと思わせる顔立ち。きびきびした動きとフレンドリーな笑顔とサービスがとても気持ちよい。こちらも何度か訪れた店である。
前菜の田舎風パテ。お肉も美味いが、白い脂も美味い。ラードはあまり食べないようにしているが、コクにやられてぺろりなめるようにいただいてしまった・・・
JGO前菜のパテ
インゲン豆の煮込みにのっかった羊肉。シンプルだがしみじみ旨みがある・・・
JGOメインインゲンと肉
夫の頼んだステーキ。バターたっぷりのマッシュポテトと、ナスやトマトの煮込みが添えられていた。
JGOメイン肉

 サンジェルマンデプレに出かけたら、また必ずこれらの店でがっつりお肉をいただきたい。日本ではなにかと霜降り肉がありがたがられるが、やっぱりお肉は肉そのものを味わいたい。やわらかい赤身肉、そしてシンプルな調理や秘伝のソース。肉食文化に関しては、やはり日本の味付けは甘ちゃんに感じられる。ぜひフランスではがっつり肉を楽しみたい。


テーマ : グルメ♪食の記録
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR