支倉常長とスペイン祭り 慶長遣欧使節出航400年記念

政宗候と小十郎どの
2015年7月20日
 仙台の勾当台公園で、楽しいイベントを発見した。”慶長遣欧使節400年記念・食と旅する支倉フェスティバル”。支倉常長ゆかりのスペイン始め、イタリアなどの食の屋台、そしてステージでは伊達政宗や支倉常長が口上を述べながら踊るといったイベントだ。ステージを眺めていると、弦月のかぶとをかぶった伊達政宗らが朗々と口上を述べている。我が故郷のお殿様、片倉小十郎もすぐ横に。そして赤い甲冑の真田幸村と軽やかな装束のひとが支倉常長役だとか。(来年大河の主役、真田幸村と伊達・片倉は大坂夏の陣で対峙している。過去の関連記事→信州上田と宮城白石の繋がり) 近くで売っていたスペインのスパークリングワインを飲みながら、楽しく鑑賞した。
 屋台にはスペイン、イタリア、南米などの料理屋が屋台を広げていた。残念ながら昼食を食べた直後だったので、味わえなかったが、大きなパエリアパンでつくるパエリアやスペインバルの軽い食べ物達が美味しそう。
支倉常長祭りパエリア
 支倉常長がサン・ファン・バウティスタ号に乗り込み、石巻から出航したのは1613年。1611年の三陸地震による大津波を経験し、2年後のことだった。メキシコのアカプルコ経由でスペインマドリードに到着したのは1614年、そしてローマ教皇に謁見出来たのは1615年8月。歓迎は受けたが、政宗に命じられたスペインとの貿易交渉はかなわず、日本ではキリスト教禁止令も発せられた。そして1617年無念の帰国。(祭り会場にあった支倉常長のリーフレット:仙台市経済局国際経済・刊行部刊行交流課 2013年9月27日発行より)。400年も昔の航海、欧州との交渉、どんなにか困難なことだったろうか。
 石巻には宮城県慶長使節船ミュージアムというのがあり、サン・ファン・バウティスタ号の模型が展示されている。昔、母親と観光して、楽しんだ思い出がある。先の大震災で破損を受けたのだが、この復元船は2013年に修復され、再び展示が可能となった。また、今年の5月30日、仙台と石巻を結ぶ仙石線は全線開通を果たし、この祭りと同日、7月19日には石巻出発祭と銘打った記念祭りが開かれた(河北新報/宮城県の地方新聞より)。多くの試練を乗り越えて少しずつ、だが確実に復興していく現代の姿に、支倉常長の偉業を重ね合わせた。気軽にスペインやイタリアの酒と食べ物を味わえる幸せを、しみじみかみしめた。

テーマ : 東北旅行
ジャンル : 旅行

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Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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