秋咲きのシモツケ

2015年9月15日
 春にたくさん開花した低木の花、シモツケが、秋になってちょろちょろと再び開花している。ひとつひとつはごく小さな花だが、ビーズをつけたような長いしべがぴょんと伸びて、とても可愛らしい。中心が濃いピンクで花びらは薄いピンクというのも愛らしい。秋の虫の声が聞かれる中で、可憐に咲くシモツケの花に、今とても慰められる。葉っぱが黄色みを帯びていて、明るいのも好印象。春先には葉っぱは薄紅色に染まり、その名もゴールドフレームという種類のシモツケである。控えめな存在感ながら、気持ちを明るくしてくれる外観だ。
 シモツケとは下野国(しもつけのくに)、すなわち現在の栃木県に由来する名である。シモツケは日本全国にみられる花木だが、最初に下野国で発見されたという説から、シモツケと呼ばれる。ここまでは手持ちの園芸書で知っていた。隣県、栃木県は学生時代から旅したりと、親しみを持つ県の一つである。日光、鬼怒川、那須、益子。しょっちゅう出かける街ばかり。秋の開花と共に、更に調べてみたら、下野国の由来は「下毛野(しもつけの)」であり、更にその名の起源である「毛野」とは鬼怒、そこにある川、毛野川とは鬼怒川のことだ。
 今回栃木県でも水害により甚大な被害があった。常総の泥水もまだまだ残り、人家や田畑への被害も心配だ。それでも今日は、行方不明者の安否が確認されたとのことで、職場ではみんなで安堵の声を上げた。鬼怒川に遠くゆかりの名を持つシモツケの花。ほとんど手入れ無用の丈夫な花木。明るい気持ちにさせてくれる。
 

シモツケ2015秋

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Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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