2015年10月8日
去る10月4日は、唐辛子の日、だったとか。10が「とう」、4で「し」をもじっているのだろう。結構苦しいこじつけだ。今、我が家には悩みの種となる唐辛子が植わっている。日本風の鷹の爪ではない。タイ唐辛子、という名で売っていた植物だ。
タイの唐辛子には、いくつか種類があるが、最もポピュラーで私のタイ料理本に載っているのは「プリッキーヌー」という小さくて、ちょっと三角錐ぽい形の唐辛子だ。その形から「ネズミの糞」という意味の「プリッキーヌー」と呼ばれている。可愛らしい形なのに、ばっちりと辛い。トムヤンクンやタイカレーに欠かせない辛み調味料である。
この春に、ホームセンターで売っていた「タイ唐辛子」という苗。付属の小さな写真からおそらくこのプリッキーヌーだと思い、育ててきた。めっぽう元気、すくすくと1メートルくらいの高さに生長し、その茎もちょっぴり木質化してようで、大変丈夫である。それなのに、なかなか花が咲かない。暑いところの植物だから、夏の間に開花・結実するのではと期待していたのだが、全く咲く様子がなかった。夏のトマト・キュウリもすっかり終わって、片付けた。冬に向けて、次の野菜を育てるためにも、タイ唐辛子はあきらめて抜いてしまおうかと、毎日悩んでいた。秋風が吹いてから開花するわけがない、そう思っていたところ、この10日ほど前から、小さな白い花を咲かせるようになった。
このままもう少し待てば、プリッキーヌーの可愛い結実を確認できるのだろうか。それなら嬉しいが、そろそろキャベツやブロッコリーを植えたい場所でもある。ちょっぴり疎ましく思いつつも、やはり開花で、初めてのタイ唐辛子結実に、わくわく期待してしまうのだった。

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テーマ : ガーデニング
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