京都 感動の旅5 鱧料理

2016年6月25日
 京都夏の代表的な味、鱧を食べた。生まれて初めてだったかもしれない。東北人にとって鱧は珍しい食べ物だし、夏に訪れることも珍しい。夜に訪れた先斗町のおばんざいの店で、迷わず注文した。
 鱧 料理前
 調理の方が、捌く前の活きのよい状態を見せに来てくれた。肉食のどう猛な表情、大きな口と鋭い歯、それなのに、丸くて大きい目玉がなんだか可愛らしくて、一瞬哀れを誘う。すばしこそうな細長い身体。だけど、身体全体の身は、ふんわり柔らかそうだ。鱧の姿を見るのは、魚市場巡りが好きな私も、初めての体験だ。
 骨切りが必要だから、調理に時間がかかった。だが、日本酒がたくさんある店で、女三人、おしゃべりに花を咲かせて過ごすにはちょうど良い。私は日本酒は飲めない。だが友人達が利き酒を楽しむ姿を見るのは楽しいもの。私は好きな梅酒をロックでちびちび、だけど結局はたっぷりと吞む。
 湯引きした鱧は、柔らかくて繊細な味。梅酢でたっぷりといただいた。すでに、調理前に感じた哀れみはすっかり忘れている。蒸し暑い京都の夜、夏の味を爽やかに美味しくいただいた。もちろん、命をいただくありがたみ、友と夕食を楽しむ幸せはしっかりと感じつつ、完食である。
鱧 料理後

テーマ : 京都・奈良
ジャンル : 旅行

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bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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