イタリアみやげ 複雑バローロ

2016年10月24日
 思いがけず、美味な赤ワインをいただいた。イタリア赤ワイン、バローロだ。酸味をわずかに感じさせる、爽やかな口当たり。軽く煉瓦の色調。すみれや赤いベリーの華やかな香り。それらが全体的に上品な雰囲気を醸し出すが、味わいはしっかりパワーがある。強いミネラル、胡椒や軽い土の香り。質の高い赤ワインをたっぷりと味わった。なかなか複雑な味わいだった。
 夫がヴェネツイア出張した際に、空港で急いで購入したワイン。バローロという名だけ見て購入した。値も覚えていなくて、この日も「じゃあ牛肉にこれを合わせてみようか・・・?」と軽いのりで吞んだら、滅法美味しかった。オーストリア人との折衝を終えて、その後ヴェネツイアでイタリア人とお仕事してきた夫。オーストリア人は真面目で固すぎ、疲れたが、イタリア人はやたらと陽気で楽しかった、・・・と珍しく疲れた顔でぼやいていた。
 イタリアの白ワインは、陽気で軽やかで、それぞれが個性も豊かで私も大好き。だがイタリア赤ワインには、陽気さは感じない。特にDOCGの赤ワインは、ルネサンス貴族、というイメージ。文芸の最先端を謳歌しながらも、混乱と権謀術数が渦巻く世界に生きる。このバローロも、品良く洗練されているが、酸とすみれの香りで愛憎を隠しつつ、ぴりっとスパイス・ミネラルが潜んでいる。
 久しぶりの高級イタリア赤ワイン。洗練さと複雑さが織りなす味わいに、「ローマ人の物語」以前の塩野七生が描く、ルネサンスの権謀術数を読み解きたくなった。
 

バローロ

テーマ : ワイン
ジャンル : グルメ

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Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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