躍動のデザイン、鈴木其一展

2016年10月27日
 江戸琳派の旗手と銘打った、鈴木其一展をみた。金箔を巡らした背景に、躍動するような青い朝顔が配置された素晴らしい屏風絵。素晴らしかった。
 その日は500円で入館できるせいもあったのか、土曜日だったからか、あふれるほどの鑑賞者。多くの絵を肩越しにみるような状況になってしまった。これまでに見たことがある絵は足早にさっと鑑賞し、お目当ての朝顔図をじっくりと鑑賞した。わざわざアメリカから帰国してくれた屏風画だ。愛おしまねば。
 大きな画面に、光琳の燕子花屏風を彷彿させる青。瑠璃色よりも、更に藍色に近い、鮮烈で深い青だ。緩やかで、だが意志をも感じさせるような蔓と葉の緑。金以外は寒色系の取り合わせなのに、この曲線と朝顔の美しさに、妖艶な雰囲気さえも感じた。生きている。まざまざとその躍動感を全身で受けることが出来た。
 やっぱり琳派の絵は素晴らしい。日本人であることを、勝手に誇らしく思った素敵な土曜日となった。

鈴木其一展

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

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bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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