根津美術館 燕子花図と藤花図展

2014年5月18日 
 晴天だった昨日、青山の根津美術館に出かけた。朝から良い天気で、一日庭で緑に囲まれて過ごしたいとも思ったのだが、尾形光琳の燕子花展は年に一度しかない特別展なので見に行くことにした。
 表参道駅から10分ほど歩いて美術館に到着するが、その間大手ブランドの路面店がひしめく。美術館は大変なひとだかりだった。上野の美術館と比べると青山はおしゃれ指数がかなり高いように感じる。見るからにブランドものに包まれた人々ばかり。男性であってもそうだ。田舎者の私はちょっと緊張する。 
 展示室には四季の草花を描いた屏風画が多数飾られている。どの花もすっきり清楚で美しい。テッセン(クレマチスの一種)も描かれている。江戸時代からテッセンは園芸好きに愛されていた花なのだ。うれしくなってしまう。隣を歩くご婦人も「江戸時代からクレマチスはあったのね~」と感心していた。メインの燕子花と藤花図は並んで展示されていた。尾形光琳の燕子花も良いが、今回は写実的に藤を描いた丸山応挙の藤花図に心ひかれた。白から紫の色をのせて一つ一つの花を丁寧に描き、房の垂れる姿もなんとも優美。自由に伸びる姿の藤が好きな私は、円山応挙の構図のうまさにも心ひかれた。近くで花の繊細な写実を、少し離れて屏風全体の構図を楽しんだ。光琳のデザイン画のような風燕子花と二つ並べると、異なる美のスタイルを競い合っているようだった。
 庭の植物を楽しむのとは異なる楽しさを満喫することができた。、江戸時代にこのような絵が日本で描かれたことを誇りに思う。一つはデザイン画、一つはボタニカルアート風。金屏風のなかにある二つのおしゃれ感を味わうことができた。
 根津美術館には大きな庭園もあり、都会とは思えない美しい緑を楽しむこともできる。

カキツバタ展2014

根津美術館2014

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Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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