銘菓 日の出前

2017年1月4日
 今、一番のお気に入り和菓子、日の出前。初めて出会ったのは、島根の足立美術館を訪ねたとき。館内の茶室で頂き、自宅用にも購入したのがきっかけだ。皮むき餡を実に丁寧にさらしてつくっている。しっとりと上品なお味だ。甘さも控えめなのが私好み。紫がかった薄い小豆色の生地に、たったひとつの小豆粒の断面が見える。この様子もまた上品だ。
 名は、陶芸家、河井寛次郎がつけたという。1月の日の出前の空は、うっすらと紫だからということで。そんなエピソードもまた、菓子への愛着を強める。初めて食べたときから気に入り、今回ネット通販で自宅に届いた。松江の老舗、三英堂の製。
 夜明け前の空は、一番闇が深くなるとも言う。そこに太陽が昇るとき、この紫だちたる色合いの空に変わるのだろうか。年が明け、新たなことへの挑戦が待つ日々に、なにやら希望を見いだせるような気持ちだ。しみじみ美味しく、味わい深かった。

日の出前

テーマ : 美味しいもの
ジャンル : グルメ

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bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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