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高知旅日記2

2017年2月8日
 高知に行ったら、真っ先に行きたかったところ・・・それが牧野植物園。小学校の頃だろうか、教科書で牧野富太郎の自伝を読んだ。子どもの頃から植物が大好きだった、いつまでも少年の様なキラキラした魅力のあるひと。植物好きとしては、ぜひ訪れたい、しかし、いささかマイナーな場所だった。先に高知入りしてドライブ旅行を楽しんでいる友人は「なに?それ?どこ?」と、全く知名度なし。しかし、たっぷりの生き生きした植物たち、おしゃれな建物やカフェ、そして牧野博士の生涯や世界の植物をゆっくりと学ぶことができた。
 圧巻だったのは、温室。あまり温室育ちの植物は好きではない。最初は入らずに返ろうと思っていた。バス待ちの時間もあり、入ってみた。すると、滝や池などふんだんの水とともに、南国の植物がそれはもう、生き生きと茂っていた。いずれも本当に、丁寧に手入れされ、そして愛されているのがよくわかる。元気いっぱいにツヤツヤしていた。
 外は広大な庭園。梅が満開のほかは、ほとんど冬枯れの風景。それでも多数の植物たちが、静かに眠りながらも息づいているのを感じた。静かな静かな植物のエネルギー。ふと、牧野植物園の看板ともいえる、バイカオウレンが満開だった。小さいが可憐で存在感がある。しべがたっぷりの純白の花。早春を告げるかのように、木陰に咲いている。静かな感動がひたひたと私を満たす。
 気付けば2時間以上、ゆっくりと滞在した。ショップの本によれば、世界でぜひにも訪れたい植物園、と紹介されている。確かにその通り。植物好きなら、必ず一度は訪れたいところ。私もまた、今度は花盛りの季節に訪れたい。




牧野植物園HP

テーマ : 高知(土佐)
ジャンル : 地域情報

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bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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