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ジョルジュ・ブラック展



2018年6月3日
たまたまチケットがあったから訪れたパナソニックミュージアム。最初はあまり心ひかれなかったが、観賞後は大満足の満ち足りた気持ちとなった。ピカソと並びキュビズムの創始者であるブラック。チケットにある宝飾品だけでは感じ得なかった奥深さがあった。
ペルセポネなどのギリシャ神話のグワッシュ、そしてそれらのモチーフが陶器や宝石、タピスリへと展開されていく。時にマチスのような野獣派のように、時にエジプトやメソポタミアの単純化された絵のように。なんて自由に、お洒落に神話が拡張するのだろう。ペルセポネは、冥界の王ハデスに愛され略奪された美しい女性。彼女が冥界にいれば世界は闇に包まれ、許されて冥界から出れば世の中は日の光に照らされる。さながらギリシャの天照大神といった女神。ペルセポネはブラックの手に掛かれば、19世紀最先端ののパリジェンヌといった風情、しかも半分白く半分黒い。センス良くお洒落にギリシャ女神がアレンジされ、更に彼女が陶器に描かれ、装飾性を高めつつ、そのアレゴリーが立体化されていく。そんな魅力を感じた。
ピカソの仲間が宝石をデザインした、そんな単純なイメージで訪れて、自分を恥じた。ギリシャ神話のおおらかなストーリーを様々に、装飾的に造形化した作品たち。豊かな気持ちになった。新聞の懸賞で得たチケット。まだ一枚残っているチケットで、必ず見に行くようにと夫に勧めた。

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プロフィール

bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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