パンジーの花がら摘み

2014年3月21日
強風に吹きさらされる春分の日となった。庭に少しずつ咲き始めたビオラも、強風に煽られてつらそうだ。
パンジーと同じような花だが、パンジーとビオラはどう違うのか。もともとパンジーはビオラなどの4つの野生種が交雑して生まれたもの。原種に近い小輪種のことを特にビオラと呼び分け、いわゆるパンジーよりも丈夫である。うつむく花の姿が物思う思索の姿に見えるからということで、フランス語のpansee(パンセ。思索。哲学者パスカルの著作の題名でもある)に名の由来がある。フランス好きとしてはうれしい由来だ。
冬から春、多くのガーデナーに愛されるパンジー/ビオラだが、私は毎年ビオラを植える。もの思う姿には、より小さい可憐な花の方が似つかわしいし、なにしろ丈夫なのだ。丁寧に切り戻しや花がら摘みをすると、2,3個のポットで買ったはずが山のように咲き乱れる。愛しい花だ。花音痴の夫のためにも我が家ではビオラをパンジーと呼んでいる。
東京で暮らすベランダガーデナーを目指す友人が、2年ほど前私に聞いてきた。「花がら摘みってどの花を摘めばいいの?」そうか。都会人・初心者には、終わりかけの花の姿がわからないものなのだと、変な感心をした。口で説明してもぴんとこない様子だった。花びらの周囲がくるりと折りたたまれてきたら、摘み時だ。(写真指さされている花)こまめに花がらを摘めば、種になって株が疲弊せず美しく長期間にわたって咲くから重要な手入れだ。
もう少しすると、街のあちこちでもパンジーが咲き乱れるだろう。花がら摘みが好きな私は、路のプランターなどに植えられている終わりかけの花(たいてい大量にある)を見ると、哀れでちょっと切なくなる。


パンジー2014321

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bordeauxlyon

Author:bordeauxlyon
のびやかな筑波山の麓に在住。ガーデニングとワイン、旅が生きがい、そして趣味は美術館巡りと短歌です。
美しい花や自然、アートに満たされた日々で、心地よい豊かな日々を過ごしたいと思っています。
花と画家のなかでも大好きなクレマチス、マティスを冠して、日々の暮らしについて語ります。

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